ある元エンジニアの回顧録

記載内容は実体験とは限りませんので、ご注意下さい。

エンジニアの育ち方

汎用的ではありませんが、私個人の開発力がどのように育って行ったかを箇条書きしてみます。

・仕様書が無いシステムの分析、改善、仕様書作成を担当
OJT用の課題作成、新人のOJTを担当
・品質を維持するために、ソースレビューを担当

これらの経験を積む事で、ソースを見ながら頭の中でプログラムを動かすことが出来るようになります。
自身が書けるソース量には限界があります。他者のソースを大量に見ることで、自身の問題点、見易いソース、拡張し易いソース、処理効率等、優先事項に応じたソースの書き方が身に付きます。
そして、頭の中で引っかかる所=不具合である可能性は高いです。

・他のプロジェクトで生じたトラブル、スケジュール遅れ解消に駆り出される

プロジェクトリーダーは、自身のプロジェクト維持をどうしても優先してしまいます。
その為、トラブル時にヘルプを要請しても、他のプロジェクトで不要な人材しか集まらない事があります。
トラブル時、自身の頭で考えて必要な行動を整理出来ない人材は役にたちません。

因みに、私の場合は不具合を発見する為に、まずは「どう実装すれば同じような事象を起こせるか?」を想像し、分析範囲を狭める事から始めます。


話の脱線が多くなって来ましたので、ひとまずここで終わります。