ある元エンジニアの回顧録

記載内容は実体験とは限りませんので、ご注意下さい。

失敗は成功の元 が通じない昨今

人間、誰しも失敗をする事があります。
しかし、昨今は失敗=辞任のように、失敗を許さない傾向が強くなった気がします。

新人の失敗を未然に防ぐ、リカバリするのが先輩の役目であり、叱責するばかりでは意味がありません。
失敗した理由を見直し、次につなげる。それを繰り返すことで人材は育っていきます。

一人前になっても、失敗する事は当然あります。
ただ、被害の大きさが違います。
それを自身で解決出来るか否かを判断して対応するのが、本当に一人前になるという事だと思います。

ただ、SNSが広まった結果、少しの失言でそれまでの功績は関係なく、謹慎、辞任となる事が増えた気がします。
SNSで炎上、次の日にマスコミが取り上げる。そして状況等を完全に把握していないタレントや評論家が勝手な意見を言う。

失敗をしない完璧な人間ばかりの世界。
そんなところで生きれる気がしません。

異世界転生、チート、なろう系が流行るのも、今の世の中が生きにくく、他の世界で失敗をしない能力を身につけて気ままに生きたい、と言うことだと思います。